人気のダメージ加工
単なる色落ちからより味のある加工へということで、本格的なデニムのダメージ加工についてはファッションシーンでも注目されるようになってきました。
ダメージ加工の方法は以外にシンプルで、やすりやナイフを使ってわざと生地に傷をつける方法や、とにかく何回も洗濯機で洗う(ウォッシュ)方法、漂白剤で浸す(ケミカル)方法、弾痕状の穴を開ける(ショットガン)方法などとなっています。
他にも接ぎ当てをする(パッチワーク)、刺繍を入れる方法も加えられ、個性的なデニムを作りあげるのが定番にもなりつつあります。
この作業を総称してダメージ加工となるので、色落ち加工もこの中のひとつということになるのかもしれません。これに加えて最初から自然な色あせを作るユーズド加工などの応用編もあるので、デニムの表現方法はかなりのバリエーションになっています。
自分でダメージ加工風に色落ちをさせようと思ったら、「デニムを紙やすりで擦る」方法がやりやすいでしょう。紙やすりなら微妙な破れ感をだすのに最適で、カッターで削る方法よりはリスクも少ないと思います。
まずは粗い番手の紙やすりで力いっぱいゴシゴシ擦る作業をして洗いをかけたり、違う染料を使って染めたりします。定番はベージュ系の染料で染め直すことで、デニムの青い部分はそのまま残りますが、削って白くなった部分を茶色に染めることができます。
こうした作業は特にヴィンテージ感を出すためには欠かせず、単なる色落ちとも随分雰囲気が異なります。自作の場合はキレイに染まりませんが、オリジナルの「味」だとしてください。